2014年02月05日
FBIマイアミ銃撃事件 1986年

1986年マイアミ州で起きたFBIと凶悪犯との銃撃事件。
もう28年前にもなるが有名な事件。
このことがきっかけでFBIの採用口径が9mmから10mmへ変更
されたと言われている。
最初の動画はTVで放送されたドラマ。
主演はダーティーハリー2にも出演していたデビッド・ソウル。
2番目の動画は訓練用に作られた事件の再現と考察。
事件の当事者である捜査官も出演している。
この動画は長いので興味のない方は最初の2分間のみでOK。
実際の現場の様子が映像で残っている。
事件の詳しい概要は他サイトに譲るとして、
この後1990年に正式採用となったS&W M1076について少々。
10mm口径ですが、FBIの採用弾薬はフルロードの10mmではなく、
俗にFBIライトロードと呼ばれるものです。
180grのJHPをサブソニック(980fps)で発射されるもので、
今の40S&Wとほぼ同じ性能です。
じゃあ、なんでM1076は制式採用降ろされたかって?
銃のトリガーに問題が有りS&Wで結局解決できなかったようです。
これは個人的な見解ですが、フレームマウントのデコックレバー
の後付で設計に無理があったのではないかと推測します。
もともとS&Wのオートはスライドマウントのセフティーですが、
FBIの要求スペックにフレームマウントのデコック仕様があったため、
急遽後付で付けたようです。
その後S&Wのカタログからフレームマウントのモデルが消えたので
やはり問題があったと個人的に思っています。
現在FBIは40S&Wのグロックを使っているようです。